これだけ読めば完璧!知っておきたい供花の贈り方の基礎Diary

葬儀における供花の送り方は一つの知識

2017年08月23日
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今、サラリーマンとして会社勤めをしている人は、かなりの割合で転勤を経験されている方がいらっしゃいます。そんな中、会社の上司や同僚、またはお仕事上でお付き合いで、葬儀に参列機会も出てきます。そこで、葬儀の会場に飾られた供花に、地域性を感じることもあります。

昔は多くの地区で、造花で飾れた「花輪」が多くを占めていました。周囲を多数のジャバラ状に折畳んだ、金や青、緑、紫等の丸い扇子のような物を広げて囲み、その中に造花を飾るもので、この下に供花した人の名前や会社名を書いて、会場付近に設置していました。

ところが、近年ではこの花輪はほとんど姿を消し、生花となっています。花の種類も、菊は勿論、百合や蘭、かすみ草など豊富で、色とりどりになっています。出棺時には、この中から花を取り出し、お棺に入れたり、また参列者がそれぞれに自宅に持ち帰り、故人を偲んで飾ったりもします。

職場においては、これだけ転勤が多く、全国を移動する社員が存在する以上、特にそれぞれの出先機関の責任者は、それぞれの地域における特徴を知識として持っていることは贈り方を考える上で必要です。他所から赴任してきた責任者が、供花の指示を出す際に、地域の特徴を考えずに「花輪を出せ」と指示をしても、地元の生花店や葬儀業者では、生花しか取り扱っていないという事もあります。

一部の地区では、タオルやバスタオルを丸めたものを花弁や芯の様に配したもので花輪を作るところもありました。今後、日本各地に赴任する方たちは、様々な地方のやり方を知識として持っていて損はありません。